医療

レントゲン検査とは?3大メリットを技師がご紹介!

レントゲン検査の有用性とは?

健康診断であなたは「レントゲン検査」を受けたことはありませんか?
成人した方であれば大半の方が一度は受けたことがあるのではないでしょうか。

CT検査や、MRI検査など他の精密検査や機器が開発されていますが、現在でも放射線技師が行う検査で一番多いのはレントゲン検査です。

私が勤務先でレントゲン検査につくと、日に70~80件を撮影します。
大病院では1日で数百件撮影することも珍しくありません。

そんなレントゲンを患者目線から考えると大きく3つメリットに分けられるでしょう!

・簡便な検査である
・当日検査が可能
・検査費用が安い

ではこの3つのメリットについて詳しく説明していきましょう。

レントゲン検査は簡便である

健康診断の胸部レントゲン検査を受けたことはあるでしょうか?
検査時間は非常に短かったと思います。

胸部レントゲン検査は準備を合わせても5分以内で終わります。

人によっては入室から退室まで1分以内で終わるほど早い検査です

検査の流れとしては以下のメモのようになります。

  1. 本人確認
  2. 撮影準備
  3. ポジショニング
  4. 撮影

では具体例にして考えてみましょう。

ケース1 健康診断 30代男性 胸部レントゲン撮影

健康診断に来た若い男性の胸部レントゲンであった場合はどうでしょう?

本人確認から着替えまでがスムーズです。夏場で無地のシャツなんかを着ていれば着替えすら必要ありませんね。姿勢保持が問題ない若い方であれば 胸部レントゲンのポジショニングは20秒もあれば終わります。

レントゲン撮影は一瞬で終わるので、このケースであれば入退室含めて、1分程度で済んでしまいます。

※女性の方は下着、ブラジャーに調節金具やプラスチックが使われている事が多いので着替えていただくことが多いです!

ケース2 整形外科受診 70代女性 膝レントゲン検査

今度は高齢者の複数枚のレントゲン検査だったケースを考えましょう。
まず膝のレントゲンの場合はズボンの生地が写ってしまうことが多いので着替えてもらうことが殆どです。

ご高齢の方は関節が硬くなり滑らかな動きが難しく着替えに時間がかかります。更衣室が隣接している撮影室であるのが理想ですが、ない場合は撮影室内で着替えていただくしかありません。

やっと着替えが終わっても膝のレントゲン検査は2〜3枚撮影することが殆どでここでも動くに時間がかかる方は大きく時間がかかります。
撮影が終わると元のズボンに履き替えていただくのにまた時間がかかります。

このケースで時間がかかる場合は1人あたり15分程度かかる事もあるので、これがレントゲンの待ち時間の理由のひとつになっています。

あらかじめ装飾品を外したり、ボタンやチャックの無い洋服で来院して頂くと非常にスムーズ検査が行えます!

レントゲン検査なら当日検査が可能

「CT検査やMRI検査を受けましょう」

となった場合ですが、検査予約が埋まっており来週に検査しかも結果の説明はさらにその翌週…1か月たってやっと結果説明なんてことはよくあります。しかもご自身のスケジュールとの調整もうまくいくとは限りません。

救急をようする症状、またはうまく当日枠が空いているという事もありますが、そう都合よくはありません。

いっぽう、
レントゲン検査は当日に受けることが可能です。

なぜなら先ほどの章で説明したように、一人あたりにかかる時間が短いからです。しかし前章のケース2 の高齢者の撮影を行ったりする場合はどうしても時間がかかります。

待合室で、
「30分ももう待っているんだけど!?」と怒鳴り散らす方を稀に見ますが、皆さん同じようにお待ちいただいております。
どうぞご理解と配慮をいただけるとなによりです。

画像出力と画像処理

また検査が終わった後ですが、

レントゲン検査は画像出力と、画像処理の時間が非常に短いです。

画像出力は、ここ数年で画像電子化が進み多くの施設がフィルムを使わずモニターでの画像診断を行うようになりました。

このシステムを導入している施設であれば、

画像出力は数秒で終わり、モニターに撮影画像を表示することができます。
画像を院内通信で別室の医師に送信しても1〜2分後には画像が見れます。

※フィルムの時代は撮影したフィルム暗室に持ち込み1枚の現像に数分間時間をかけ出てきたフィルムを医師の元に届けたり…意外と時間がかかっていました。

画像処理の内容としては画像の濃淡とコントラストの調整がおおむねの内容ですが、

1枚あたり10秒以上かける画像はそれ程多くはないでしょう。

ただしこれは機器の性能や技師の腕にもよりますが…

MRI、CT検査は画像出力・画像処理に数十分、長い場合1~2時間いただく場合もあります。

当日診察

画像処理や画像出力が各段に早くなり、

レントゲン検査後の当日診察が受けやすくなりました。

一方で、MRI、CT検査の場合は、検査時間の長さや画像処理に時間を取るために後日診察も多いです。

レントゲン検査は費用が安い

レントゲン検査の費用はCT、MRI検査に比べると、かなり抑えられています。

具体的には、
レントゲン検査で一番多く撮影される胸部レントゲン写真は1枚、「630円」です。

この価格を他の検査価格と比べてみましょう。

検査項目画像診断料撮影料電子画像加算管理合計点数保険3割額
胸部レントゲン検査85点68点57点210点630円
単純CT検査900点450点120点1470点4410円
単純MRI検査1330点450点120点1900点5700円

途中に細かい内訳を入れましたが、最終的には一番右の列の金額が患者様の負担額となります。

もちろん撮影枚数が増えれば、費用もかかりますがそれでも

レントゲン検査はCT、MRI検査の5分の1以下の費用で検査を受けることが出来ます。

まとめ

今までの説明を簡単にまとめるとこんな感じになります!

レントゲン検査の3つのメリット!


1. 短時間で撮影が終わる。
2. 予約を取り直さずに、当日中に検査・診察を受けることが出来る。
3. 他の放射線検査に比べて、安価かつ初期検査として優れている。

今回は患者目線でのメリットについて説明しましたが、技師目線でもレントゲン検査には様々なメリットがあります。

レントゲン検査は放射線検査の中で一番はじめに技術が確立された検査ですが、現在も必須検査とされています。

今後もレントゲン検査が医師の診断に大きく貢献していくでしょう!

ABOUT ME
ryuji
はじめまして!プロフィールの閲覧ありがとうございます。 ryujiと申します。診療放射線技師として経験を積み、現在は仕事上で得た知識を広めていきたいと思い、ブログ運営を行っています!また自分が苦労した転職活動においても人材事業を通してサポートしていきます! ★2013年:診療放射線技師取得 ★2014年:放射線取扱主任者1種取得